今、いつまでも健康であるために血液サラサラ成分が注目を集めています。サプリメントに配合されているような人気の血液サラサラ成分はいくつかありますが、中でも有名なのが青魚由来のDHAとEPAですね。仕事や勉強でずっと頭をハッキリしていたいという方にもオススメの成分でもあります。しかしながら、毎日目標とされる1日1グラム以上を摂取するのは大変です。現実的にはDHA・EPAサプリメントを利用するのが便利ですね。
コラム:丸わかりDHA・EPA
九州大学農学部の池田先生らが、DHAの投与で肝臓のコレステロールや中性脂肪が下がることを、ネズミの実験で明らかにしています。 この結果をみるかぎり、おそらく脂肪肝の改善にもDHAが効くだろうという強い期待がありました。 それでは、人の脂肪肝を対象にした奈良県立医科大学の菊池先生らの研究結果はどう出たのでしょうか。 DHAの臨床調査は、次のような形で行なわれました。 過栄養性の脂肪肝患者一二人(男性九人、女性三人)に、市販のDHAカプセル一八錠を一日三回に分けて飲んでもらい、血中脂質の変動と肝機能の状態について調べています。 その結果、個々人で多少のパラつきはみられるものの、血中脂質についてはおおむねDHAの摂取をはじめて以後は、血中のコレステロール値と中性脂肪値が低下傾向をしめし、逆に善玉のHDLコレステロール値は増加傾向をしめすことが確認されました。 たとえば、S氏(四四歳)の場合を紹介してみましょう。 DHAカプセルを飲みはじめる直前の、S氏の総コレステロール値は205mg/dl、中性脂肪値は181mg/dl、善玉のHDLコレステロール値は44mg/dlでした。 それがDHAカプセルを飲みはじめてからは、コレステロール値と中性脂肪値が徐々に下がり、逆に善玉のHDLコレステロール値は上昇して、調査開始から10ヵ月後の数値はそれぞれ179mg/dl、110mg/dl、51mg/dlとなっていました。 肝機能の状態を表わすGOT、GPT、アルカリフォスファターゼ、コリンエステラーゼといった検査値については、なかには変動する例もありましたが、全体的に改善傾向をしめしました。 食に対する欲求が人一倍強い脂肪肝および高脂血症患者にとって、カプセル剤のようなものをポンと口に放りこめば症状が解消されるとなれば、それは願ってもない話です。 今回の結果をみるかぎり、もしかしたらそのユメがDHAでかなうかもしれない、といった期待すら感じさせます。 ですが、医療の現場でそうした勇み足は禁物です。 今回の調査で、DHAが脂肪肝患者の高脂血症を改善することが明らかとなりました。 また、肝機能についても全体的に改善の方向に向かったという点はたいへん注目できます。 しかし症例によってバラつきがあるということ、また、超音波検査による脂肪肝の程度には明らかな変化はみられないことなどから、はたしてDHAが脂肪肝自体の解消に有効かどうかは、まだ疑問符の段階です。 今度はもう少し高純度のDHAを使えばもっと明らかなデータが得られるでしょう。 とはいえ、脂肪肝にともなう高脂血症の予防と治療、ひいては虚血性心疾患の予防に、DHAは十分に有効と思われます。 参考になさってください。 生活習慣病を防ぎ、肥満を改善する作用のあるDPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。 >>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら
九州大学農学部の池田先生らが、DHAの投与で肝臓のコレステロールや中性脂肪が下がることを、ネズミの実験で明らかにしています。
この結果をみるかぎり、おそらく脂肪肝の改善にもDHAが効くだろうという強い期待がありました。
それでは、人の脂肪肝を対象にした奈良県立医科大学の菊池先生らの研究結果はどう出たのでしょうか。
DHAの臨床調査は、次のような形で行なわれました。
過栄養性の脂肪肝患者一二人(男性九人、女性三人)に、市販のDHAカプセル一八錠を一日三回に分けて飲んでもらい、血中脂質の変動と肝機能の状態について調べています。
その結果、個々人で多少のパラつきはみられるものの、血中脂質についてはおおむねDHAの摂取をはじめて以後は、血中のコレステロール値と中性脂肪値が低下傾向をしめし、逆に善玉のHDLコレステロール値は増加傾向をしめすことが確認されました。
たとえば、S氏(四四歳)の場合を紹介してみましょう。
DHAカプセルを飲みはじめる直前の、S氏の総コレステロール値は205mg/dl、中性脂肪値は181mg/dl、善玉のHDLコレステロール値は44mg/dlでした。
それがDHAカプセルを飲みはじめてからは、コレステロール値と中性脂肪値が徐々に下がり、逆に善玉のHDLコレステロール値は上昇して、調査開始から10ヵ月後の数値はそれぞれ179mg/dl、110mg/dl、51mg/dlとなっていました。
肝機能の状態を表わすGOT、GPT、アルカリフォスファターゼ、コリンエステラーゼといった検査値については、なかには変動する例もありましたが、全体的に改善傾向をしめしました。
食に対する欲求が人一倍強い脂肪肝および高脂血症患者にとって、カプセル剤のようなものをポンと口に放りこめば症状が解消されるとなれば、それは願ってもない話です。
今回の結果をみるかぎり、もしかしたらそのユメがDHAでかなうかもしれない、といった期待すら感じさせます。
ですが、医療の現場でそうした勇み足は禁物です。
今回の調査で、DHAが脂肪肝患者の高脂血症を改善することが明らかとなりました。
また、肝機能についても全体的に改善の方向に向かったという点はたいへん注目できます。
しかし症例によってバラつきがあるということ、また、超音波検査による脂肪肝の程度には明らかな変化はみられないことなどから、はたしてDHAが脂肪肝自体の解消に有効かどうかは、まだ疑問符の段階です。
今度はもう少し高純度のDHAを使えばもっと明らかなデータが得られるでしょう。
とはいえ、脂肪肝にともなう高脂血症の予防と治療、ひいては虚血性心疾患の予防に、DHAは十分に有効と思われます。
参考になさってください。
生活習慣病を防ぎ、肥満を改善する作用のあるDPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。
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