今、いつまでも健康であるために血液サラサラ成分が注目を集めています。サプリメントに配合されているような人気の血液サラサラ成分はいくつかありますが、中でも有名なのが青魚由来のDHAとEPAですね。仕事や勉強でずっと頭をハッキリしていたいという方にもオススメの成分でもあります。しかしながら、毎日目標とされる1日1グラム以上を摂取するのは大変です。現実的にはDHA・EPAサプリメントを利用するのが便利ですね。
コラム:丸わかりDHA・EPA
魚や海獣といった海産物を主食としているグリーンランド在住のイヌイット(エスキモー)は、魚をあまり食べない民族にくらべて、動脈硬化の進行が非常におだやかなことが知られています。 また、動脈硬化の進行に起因する多くの現代病の発症率もきわめて低いのです。 これはなぜだろうと考えたデンマークの学者が、イヌイットの血中成分を調べてみたところ、Q3系の油、つまりEPAとDHAの含有量が非常に多く、逆にQ6系の油が少ないことがわかりました。 つまりイヌイットの動脈硬化の進行がおだやかだったのは、魚に豊富なDHAとEPAの恩恵だったのです。 動脈硬化とは、コレステロールが血管壁に沈着して、血管の筒を細く硬化させてしまう状態を言います。生活習慣病の原因の大半は、この動脈硬化なのです。 古くなった水道管が、赤サビの沈殿やゴミの付着で老朽化していくように、人体の血管も加齢につれて動脈硬化がじょじょに進むのは避けられません。 しかし自然の老化とは別に、その進行が急激に加速すると危険です。高血圧をはじめとする多くの生活習慣病の引き金となるほか、細く硬化した血管に血中成分が詰まって心筋梗塞や脳梗塞といった生命をあやぶむ病気を引き起こす危険性も出てきます。 動脈硬化の進行を早める原因としては、まず第一に血中のコレステロールの上昇があげられます。 コレステロールは本来、われわれの体を構成している約60個におよぶ細胞の、すべての膜を作るときに不可欠の成分で、その欠乏は生命に関わります。 ですが、体内に増えすぎても、やはり生命をおびやかすことになるのです。 「血中に出てくるコレステロールには二種類あります。一つは食物由来のもの。そしてもう一つは、体内(肝臓)で合成されるものです。いずれのコレステロールも、血液で運ばれて全身の組織に取り込まれていきます」と語るのは、九州大学農学部助教授の池田郁男先生です。 「通常は、食物からくるコレステロールの量が少ないときには自然に体内合成量が高まり、逆に食事のコレステロール量が多いときには体内合成量が減って、コレステロールが欠乏したり過剰になったりしないよう、うまく調節されています。 健康な人が、少しぐらい油っこいものを食べ過ぎても、血中のコレステロール値がつねに一定に保たれているのは、こうした体のコントロール機能が働いているためです。」 では、そうした本来有用なコレステロールが、なぜ動脈硬化促進の危険因子になってしまうのでしょうか。 「血液中のコレステロールは、大部分がLDLという粒子で運ばれますが、このLDLの一部は血管壁に入り込み、変性を起こすものがあります。たとえば酸素と結びついて酸化してしまうといったことが起こります(ビタミンEなどの抗酸化剤は、この酸化からLDLをある程度守っています)。 人体には、何か変なものが入ってくるとそれをすみやかに排除する働き(免疫機能)がそなわっていますので、変性したLDLは、体内に侵入してきた異物と判断されて、免疫細胞のマクロファージに食べられます。実はこのマクロファージは変性LDLをたっぷり抱え込むと、そのまま動脈の血管壁に沈着していきます。こうしてじょじょに血管壁にコレステロールが沈着し、動脈硬化を進行させていくのです。」 つまりコレステロール自体が問題なのではなく、変性したLDLが動脈硬化の促進因子となるわけです。 とすれば、肝臓から血中に放出されるコレステロール量が多ければ多いほど、当然、変形LDLが生じる確率も高くなります。 血中コレステロールの増加が、動脈硬化の促進を早めるといわれるのは、つまりこのためなのです。 参考になさってください。 DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。 >>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら
魚や海獣といった海産物を主食としているグリーンランド在住のイヌイット(エスキモー)は、魚をあまり食べない民族にくらべて、動脈硬化の進行が非常におだやかなことが知られています。
また、動脈硬化の進行に起因する多くの現代病の発症率もきわめて低いのです。
これはなぜだろうと考えたデンマークの学者が、イヌイットの血中成分を調べてみたところ、Q3系の油、つまりEPAとDHAの含有量が非常に多く、逆にQ6系の油が少ないことがわかりました。
つまりイヌイットの動脈硬化の進行がおだやかだったのは、魚に豊富なDHAとEPAの恩恵だったのです。
動脈硬化とは、コレステロールが血管壁に沈着して、血管の筒を細く硬化させてしまう状態を言います。生活習慣病の原因の大半は、この動脈硬化なのです。
古くなった水道管が、赤サビの沈殿やゴミの付着で老朽化していくように、人体の血管も加齢につれて動脈硬化がじょじょに進むのは避けられません。
しかし自然の老化とは別に、その進行が急激に加速すると危険です。高血圧をはじめとする多くの生活習慣病の引き金となるほか、細く硬化した血管に血中成分が詰まって心筋梗塞や脳梗塞といった生命をあやぶむ病気を引き起こす危険性も出てきます。
動脈硬化の進行を早める原因としては、まず第一に血中のコレステロールの上昇があげられます。
コレステロールは本来、われわれの体を構成している約60個におよぶ細胞の、すべての膜を作るときに不可欠の成分で、その欠乏は生命に関わります。
ですが、体内に増えすぎても、やはり生命をおびやかすことになるのです。
「血中に出てくるコレステロールには二種類あります。一つは食物由来のもの。そしてもう一つは、体内(肝臓)で合成されるものです。いずれのコレステロールも、血液で運ばれて全身の組織に取り込まれていきます」と語るのは、九州大学農学部助教授の池田郁男先生です。
「通常は、食物からくるコレステロールの量が少ないときには自然に体内合成量が高まり、逆に食事のコレステロール量が多いときには体内合成量が減って、コレステロールが欠乏したり過剰になったりしないよう、うまく調節されています。
健康な人が、少しぐらい油っこいものを食べ過ぎても、血中のコレステロール値がつねに一定に保たれているのは、こうした体のコントロール機能が働いているためです。」
では、そうした本来有用なコレステロールが、なぜ動脈硬化促進の危険因子になってしまうのでしょうか。
「血液中のコレステロールは、大部分がLDLという粒子で運ばれますが、このLDLの一部は血管壁に入り込み、変性を起こすものがあります。たとえば酸素と結びついて酸化してしまうといったことが起こります(ビタミンEなどの抗酸化剤は、この酸化からLDLをある程度守っています)。
人体には、何か変なものが入ってくるとそれをすみやかに排除する働き(免疫機能)がそなわっていますので、変性したLDLは、体内に侵入してきた異物と判断されて、免疫細胞のマクロファージに食べられます。実はこのマクロファージは変性LDLをたっぷり抱え込むと、そのまま動脈の血管壁に沈着していきます。こうしてじょじょに血管壁にコレステロールが沈着し、動脈硬化を進行させていくのです。」
つまりコレステロール自体が問題なのではなく、変性したLDLが動脈硬化の促進因子となるわけです。
とすれば、肝臓から血中に放出されるコレステロール量が多ければ多いほど、当然、変形LDLが生じる確率も高くなります。
血中コレステロールの増加が、動脈硬化の促進を早めるといわれるのは、つまりこのためなのです。
参考になさってください。
DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。
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