今、いつまでも健康であるために血液サラサラ成分が注目を集めています。サプリメントに配合されているような人気の血液サラサラ成分はいくつかありますが、中でも有名なのが青魚由来のDHAとEPAですね。仕事や勉強でずっと頭をハッキリしていたいという方にもオススメの成分でもあります。しかしながら、毎日目標とされる1日1グラム以上を摂取するのは大変です。現実的にはDHA・EPAサプリメントを利用するのが便利ですね。
コラム:丸わかりDHA・EPA
リノール酸由来のアラキドン酸から作られるロイコトリエンB4の過剰変生は、炎症を促す大きな原因になりますが、実はEPAからもロイコトリエンが作られます。 しかしアラキドン酸由来のものが「B4」という四系列のロイコトリエンであるのに対して、EPA由来のものは「B5」という五系列のロイコトリエンだという点に大きな違いがあります。というのは、EPA由来の五系列のロイコトリエンは、炎症を引き起こす活性はほとんどなく、逆にアラキドン酸由来の四系列のロイコトリエンの起炎作用にブレーキをかける役割を果たす働きが示唆されているからです。 患者さんの血中成分を調べてみたところ、イパオール投与中のEPA量は、オリーブ油投与中にくらべて数倍に跳ね上がっていました。そしてアラキドン酸/EPA比とロイコトリエンB4/ロイコトリエンB5比が、かなり相関していることがわかったのです。 イパオールの投与によって、ロイコトリエンB4とB5の比率が変わってくるのは確かで、それにつれて皮膚の炎症も良くなっていくことから、皮膚の炎症にロイコトリエンB4/ロイコトリエンB5比が深く関与しているのは明らかです。 なお、試験中、イパオールを先行してあたえていたA群の患者さんの中で、4週目にオリーブ油に変更後、皮膚症状が悪化した患者さんが2人いました。 そこでオリーブ油の投与を中止して、イパオールの再投与をはじめたところ、症状の改善がみられたといいます。 また、イパオールの投与中に症状が悪化した患者さんも2人おり、そのうち1人はイパオールの継続投与で軽快しましたが、残りの1人は全身にかゆみと赤みが現われて、ぜんそくの発作が起こってきたため中止しています。 この原因は明らかではありませんが、試験中は、患者さんに対してとくに食事指導を行なっていなかったので、患者さんの食事内容が影響したとも考えられます。 また、イパオールのような健康食品の中には、多少、大豆や卵白といったタンパクの分解産物が含まれているため、それが抗原になった可能性もあります(ちなみに最近では、大豆や卵白などのタンパク分解物をのぞいたイパオールが市販されています)。 ただ、ω3系の油を多く摂っているイヌイットに出血傾向が強いことが知られていますが、そうした鼻血などの出血傾向は臨床的にまったく認められていません。 参考になさってください。 生活習慣病を防いだり、アレルギー疾患を改善する効果のある、DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。 >>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら
リノール酸由来のアラキドン酸から作られるロイコトリエンB4の過剰変生は、炎症を促す大きな原因になりますが、実はEPAからもロイコトリエンが作られます。
しかしアラキドン酸由来のものが「B4」という四系列のロイコトリエンであるのに対して、EPA由来のものは「B5」という五系列のロイコトリエンだという点に大きな違いがあります。というのは、EPA由来の五系列のロイコトリエンは、炎症を引き起こす活性はほとんどなく、逆にアラキドン酸由来の四系列のロイコトリエンの起炎作用にブレーキをかける役割を果たす働きが示唆されているからです。
患者さんの血中成分を調べてみたところ、イパオール投与中のEPA量は、オリーブ油投与中にくらべて数倍に跳ね上がっていました。そしてアラキドン酸/EPA比とロイコトリエンB4/ロイコトリエンB5比が、かなり相関していることがわかったのです。
イパオールの投与によって、ロイコトリエンB4とB5の比率が変わってくるのは確かで、それにつれて皮膚の炎症も良くなっていくことから、皮膚の炎症にロイコトリエンB4/ロイコトリエンB5比が深く関与しているのは明らかです。
なお、試験中、イパオールを先行してあたえていたA群の患者さんの中で、4週目にオリーブ油に変更後、皮膚症状が悪化した患者さんが2人いました。
そこでオリーブ油の投与を中止して、イパオールの再投与をはじめたところ、症状の改善がみられたといいます。
また、イパオールの投与中に症状が悪化した患者さんも2人おり、そのうち1人はイパオールの継続投与で軽快しましたが、残りの1人は全身にかゆみと赤みが現われて、ぜんそくの発作が起こってきたため中止しています。
この原因は明らかではありませんが、試験中は、患者さんに対してとくに食事指導を行なっていなかったので、患者さんの食事内容が影響したとも考えられます。
また、イパオールのような健康食品の中には、多少、大豆や卵白といったタンパクの分解産物が含まれているため、それが抗原になった可能性もあります(ちなみに最近では、大豆や卵白などのタンパク分解物をのぞいたイパオールが市販されています)。
ただ、ω3系の油を多く摂っているイヌイットに出血傾向が強いことが知られていますが、そうした鼻血などの出血傾向は臨床的にまったく認められていません。
参考になさってください。
生活習慣病を防いだり、アレルギー疾患を改善する効果のある、DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。
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