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ＤＨＡ研究ではたびたび登場する富山医科薬科大学の浜崎先生は、他者への攻撃性を抑えるＤＨＡの働きは、心筋梗塞の予防にも役立つことを示唆しています。

ＤＨＡには心筋梗塞の予防効果が報告されていますが、その根拠としては主に血小板凝集を抑える働きとか、血圧の上昇を抑える働きが指摘されています。

しかし調査結果をみると、それだけではなくて、人間の性格を変えるというか、アグレッシブにならないことによって、そういう病気になりにくくしている可能性も出てきました。

実際に、世の中には「タイプＡ」と呼ばれる性格の人たちがいて、この人たちは心筋梗塞を起こしやすいと言われています。

タイプＡとは、簡単に言うと非常に攻撃的な、いつもカリカリしているような性格を指しますが、その攻撃的な性質をＤＨＡで抑えることができれば、心筋梗塞の予防に大いに役立つと思われます。

ちなみに前回のコラムでご案内した実験中、両群ともに副作用のような症状が確認されています。

下痢などの消化器症状が三分の一ぐらい、その他、ニキビや頭痛、太りやすくなったという者もいました。

しかしこれらは数名をのぞいてすべて一時的なものですみ、また、両群に同じぐらいの割合で発現していることから、おそらくは普段口にしていないカプセルを飲んでいるという精神的なストレスが影響したと考えられます。

浜崎先生が、そうした精神的ストレスの発現で途中離脱者が続出しないようにと、あらかじめ「下痢などの症状が起こる」としつこく注意喚起し続けていたといいますから、そのせいもあるのでしょう。

参考になさってください。

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