今、いつまでも健康であるために血液サラサラ成分が注目を集めています。サプリメントに配合されているような人気の血液サラサラ成分はいくつかありますが、中でも有名なのが青魚由来のDHAとEPAですね。仕事や勉強でずっと頭をハッキリしていたいという方にもオススメの成分でもあります。しかしながら、毎日目標とされる1日1グラム以上を摂取するのは大変です。現実的にはDHA・EPAサプリメントを利用するのが便利ですね。
コラムDHA・EPAの基本
「n−6」についても説明しましょう。[n−6]というのは、つまりリノール酸系の脂肪酸のことです。リノール酸は構造上、左から六番目に最初の二重結合をもっていますので、このような構造をもつ脂肪酸を専門的には「n−6」と呼ぶのです。 ちなみにα−リノレン酸の二重結合は左から三番目に最初のものがありますので「n−3」と呼びます。つまり、「n−6」はリノール酸、「n−3」はα−リノレン酸ということですね。 このリノール酸系の油を摂取したときに体内で生じる脂肪酸が「アラキドン酸」です。じつは、油と成人病の関係を語るとき、このアラキドン酸の作用が重要なポイントになります。 ふつう、体内に摂取されたアラキドン酸は、エネルギー源として使われる他、細胞の構成成分としても重要で、生命活動には欠かせない働きをしています。また、血管が破れて出血したときに、放っておいても自然に止血するのにもアラキドン酸の働きが深く関係しています。血小板に取り込まれたアラキドン酸が、トロンボキサンA2に変化し、血小板を凝集させて流れ出る血液を固めて、出血を抑えてくれるのです。 さらにその血小板の凝集作用が過剰に強まった場合、「血栓」をつくりやすくしてしまうことがありますが、その際には、血管壁に取り込まれたアラキドン酸がプロスタグランジンI2に変化して、血小板凝集を抑える方向に働きます。 このように同じアラキドン酸から生じた成分が、一方は血小板凝集を促し、一方は血小板の過剰な凝集を抑えるという、まったく相反する作用を示すわけです。これがつねにバランスよくコントロールされていれば、アラキドン酸は非常に有効な成分といえます。 ところが体内にアラキドン酸が増えすぎると、血小板凝集を促すトロンボキサンA2の働きが強化され、有効成分のはずのアラキドン酸が、今度は逆に血栓を生み出す危険因子に変身してしまいます。 ダイェルバーグ博士らの調査で、デンマーク人の血中にn−6の脂肪酸(とくにアラキドン酸)が高くなっていたのは、つまりデンマーク人が、血栓を生じやすい体質になっていることをしめしているのです。 こうした血栓を防ぎ、血管をいつまでも若々しく維持するために働いてくれるのが「n−3」であるα−リノレン酸や、DHA・EPAといった魚油成分なのですね。 参考になさってください。 なお、理屈より先に、まずは魚油の血液サラサラ効果・脳細胞活性化効果を実感したい!という方は、DHA・EPAサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。 >>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら
「n−6」についても説明しましょう。[n−6]というのは、つまりリノール酸系の脂肪酸のことです。リノール酸は構造上、左から六番目に最初の二重結合をもっていますので、このような構造をもつ脂肪酸を専門的には「n−6」と呼ぶのです。
ちなみにα−リノレン酸の二重結合は左から三番目に最初のものがありますので「n−3」と呼びます。つまり、「n−6」はリノール酸、「n−3」はα−リノレン酸ということですね。
このリノール酸系の油を摂取したときに体内で生じる脂肪酸が「アラキドン酸」です。じつは、油と成人病の関係を語るとき、このアラキドン酸の作用が重要なポイントになります。
ふつう、体内に摂取されたアラキドン酸は、エネルギー源として使われる他、細胞の構成成分としても重要で、生命活動には欠かせない働きをしています。また、血管が破れて出血したときに、放っておいても自然に止血するのにもアラキドン酸の働きが深く関係しています。血小板に取り込まれたアラキドン酸が、トロンボキサンA2に変化し、血小板を凝集させて流れ出る血液を固めて、出血を抑えてくれるのです。
さらにその血小板の凝集作用が過剰に強まった場合、「血栓」をつくりやすくしてしまうことがありますが、その際には、血管壁に取り込まれたアラキドン酸がプロスタグランジンI2に変化して、血小板凝集を抑える方向に働きます。
このように同じアラキドン酸から生じた成分が、一方は血小板凝集を促し、一方は血小板の過剰な凝集を抑えるという、まったく相反する作用を示すわけです。これがつねにバランスよくコントロールされていれば、アラキドン酸は非常に有効な成分といえます。
ところが体内にアラキドン酸が増えすぎると、血小板凝集を促すトロンボキサンA2の働きが強化され、有効成分のはずのアラキドン酸が、今度は逆に血栓を生み出す危険因子に変身してしまいます。
ダイェルバーグ博士らの調査で、デンマーク人の血中にn−6の脂肪酸(とくにアラキドン酸)が高くなっていたのは、つまりデンマーク人が、血栓を生じやすい体質になっていることをしめしているのです。
こうした血栓を防ぎ、血管をいつまでも若々しく維持するために働いてくれるのが「n−3」であるα−リノレン酸や、DHA・EPAといった魚油成分なのですね。
参考になさってください。
なお、理屈より先に、まずは魚油の血液サラサラ効果・脳細胞活性化効果を実感したい!という方は、DHA・EPAサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。
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