今、いつまでも健康であるために血液サラサラ成分が注目を集めています。サプリメントに配合されているような人気の血液サラサラ成分はいくつかありますが、中でも有名なのが青魚由来のDHAとEPAですね。仕事や勉強でずっと頭をハッキリしていたいという方にもオススメの成分でもあります。しかしながら、毎日目標とされる1日1グラム以上を摂取するのは大変です。現実的にはDHA・EPAサプリメントを利用するのが便利ですね。
コラム:丸わかりDHA・EPA
前回のコラムでご案内したように北海道大学の羽田野先生と高橋先生らは、DHAが赤血球のやわらかさを保つのに有効であることを、視覚的に確認することに成功しました。 DHAが赤血球の柔軟性を高めることは、すでに明らかになっていましたが、視覚的に、ビジュアルにそれを確認したのは初めてのことです。 羽田野先生たちの実験は次のようなものでした。 人の赤血球に以下の三種のリン脂質をとり込ませて、毛細血管モデルを通過する時間を比較しています。 1.飽和脂肪酸が多くDHAが減っているリン脂質 2.DHAを50%含む合成りン脂質 3.DHAを20%含むイクラのリン脂質 毛細血管モデルは、農林水産省食品総合研究所計測工学研究室長の菊池佑二先生が、半導体の加工技術を応用して開発したもので、一番細い毛細血管とほぼ同じ直径五マイクロメートルの溝に赤血球を流して、そこを通過する様子を目(顕微鏡)で確認できるしくみになっています。 結果としては、DHAが減っている1のリン脂質をとり込ませた赤血球の通過時間が83秒、DHAを50%含む2のリン脂質をとり込ませた赤血球は22秒、DHAを20%含む3のリン脂質をとり込ませた赤血球が26秒となりました。 つまりDHA含量が多い赤血球ほど、通過時間が速かったというわけです。 赤血球が毛細血管モデルの中を通過する様子も撮影しました。 実験では、写真の右側から赤血球を0.1ミリリットルずつ流して、全部の赤血球が通過し終えるまでのスピードを測っています。 DHAの減った赤血球は、溝(毛細血管の内腔)に次々と引っ掛かって流速が非常に落ちていました。これは赤血球の柔軟性が失われている証拠で、溝に赤血球が詰まりはじめて血流がとどこおってくるものですから、個々の赤血球の形が目ではっきり見えます。 ところがDHAを豊富に含んでいる赤血球のほうは、5マイクロメートルの溝をほとんど瞬間的にスイスイ通り抜けていくため、こちらは写真でも、あるいはビデオでも赤血球の形がぜんぜん追えません。 確かにビデオで見ると、DHAの豊富な赤血球のほうは、ときどきひょこっと瞬間的に見える程度で、ほとんど形を確認することができません。 一方、飽和脂肪酸をとり込んでDHAが減ってしまった赤血球のほうは、5マイク口メートルの溝の部分にどんどんひっかかって、血流のスピードがおちていくのがわかりました。 日常の食生活の乱れで、自分の血管の中でもこのようなことが起こりうるのかと思うと非常に恐ろしいです。 ミクロの世界の出来事が、瞬時にわれわれの生命をうばうきっかけになるのです。 参考になさってください。 生活習慣病を防ぐ効果のある、DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。 >>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら
前回のコラムでご案内したように北海道大学の羽田野先生と高橋先生らは、DHAが赤血球のやわらかさを保つのに有効であることを、視覚的に確認することに成功しました。
DHAが赤血球の柔軟性を高めることは、すでに明らかになっていましたが、視覚的に、ビジュアルにそれを確認したのは初めてのことです。
羽田野先生たちの実験は次のようなものでした。
人の赤血球に以下の三種のリン脂質をとり込ませて、毛細血管モデルを通過する時間を比較しています。
1.飽和脂肪酸が多くDHAが減っているリン脂質
2.DHAを50%含む合成りン脂質
3.DHAを20%含むイクラのリン脂質
毛細血管モデルは、農林水産省食品総合研究所計測工学研究室長の菊池佑二先生が、半導体の加工技術を応用して開発したもので、一番細い毛細血管とほぼ同じ直径五マイクロメートルの溝に赤血球を流して、そこを通過する様子を目(顕微鏡)で確認できるしくみになっています。
結果としては、DHAが減っている1のリン脂質をとり込ませた赤血球の通過時間が83秒、DHAを50%含む2のリン脂質をとり込ませた赤血球は22秒、DHAを20%含む3のリン脂質をとり込ませた赤血球が26秒となりました。
つまりDHA含量が多い赤血球ほど、通過時間が速かったというわけです。
赤血球が毛細血管モデルの中を通過する様子も撮影しました。
実験では、写真の右側から赤血球を0.1ミリリットルずつ流して、全部の赤血球が通過し終えるまでのスピードを測っています。
DHAの減った赤血球は、溝(毛細血管の内腔)に次々と引っ掛かって流速が非常に落ちていました。これは赤血球の柔軟性が失われている証拠で、溝に赤血球が詰まりはじめて血流がとどこおってくるものですから、個々の赤血球の形が目ではっきり見えます。
ところがDHAを豊富に含んでいる赤血球のほうは、5マイクロメートルの溝をほとんど瞬間的にスイスイ通り抜けていくため、こちらは写真でも、あるいはビデオでも赤血球の形がぜんぜん追えません。
確かにビデオで見ると、DHAの豊富な赤血球のほうは、ときどきひょこっと瞬間的に見える程度で、ほとんど形を確認することができません。
一方、飽和脂肪酸をとり込んでDHAが減ってしまった赤血球のほうは、5マイク口メートルの溝の部分にどんどんひっかかって、血流のスピードがおちていくのがわかりました。
日常の食生活の乱れで、自分の血管の中でもこのようなことが起こりうるのかと思うと非常に恐ろしいです。
ミクロの世界の出来事が、瞬時にわれわれの生命をうばうきっかけになるのです。
参考になさってください。
生活習慣病を防ぐ効果のある、DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。
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