今、いつまでも健康であるために血液サラサラ成分が注目を集めています。サプリメントに配合されているような人気の血液サラサラ成分はいくつかありますが、中でも有名なのが青魚由来のDHAとEPAですね。仕事や勉強でずっと頭をハッキリしていたいという方にもオススメの成分でもあります。しかしながら、毎日目標とされる1日1グラム以上を摂取するのは大変です。現実的にはDHA・EPAサプリメントを利用するのが便利ですね。
コラム:丸わかりDHA・EPA
名古屋大学医療短期大学部教授の鳥居先生は、EPAとDHAを多く含む「イパオール」という健康食品を臨床に用い、アトピー性皮膚炎に対する効果を報告しています。 鳥居先生はこの臨床試験を行なう以前に、すでにEPAと同じω3系のα−リノレン酸を豊富に含むシソ油が、アレルギー発症に深く関与しているロイコトリエン類の産生を抑えることを明らかにしています。 そしてそのシソ油より、シソ油に魚油を加えた健康食品の「イパオール」を用いたときのほうが、より明らかな、より早期の効果が得られることも確認しています。 今回の臨床試験は、それらの効果を再確認するためのものです。 栄養素のバランスで病気の治療をするという考え方は、医者の間ではなかなかすんなりと理解されないものです。そうした中でEPAのような栄養素の有効性をアピールしていくには、やはり臨床試験とか実験モデルのようなものを一つ一つ積み重ねていって、しっかりとした統計学的なデータを示していく必要があります。 この臨床試験を行なう以前からイパオールを用いたパイロット(先行試験)を何度か行なっていて、かなりの手応えを得ていたようですが、ただ効いた、効いたと言っていても説得力はありません。 そこで、信頼性の高いデータをとるために、プラセボを使ったクロスオーバーの、シングルブラインドという形で臨床試験を行なってみたわけです。 プラセボとは、イパオールとの比較データをとるための対照品のことで、この臨床ではオリーブ油を使っています。 クロスオーバーとは途中で取り替えることをいい、つまり最初にイパオールを飲んでいた忠者さんには途中からオリーブ油を飲んでもらい、逆に最初オリーブ油を飲んでいた患者さんには途中からイパオールを飲んでもらうという形で、同じ人に両方の油をとってもらってその差を比較したわけです。 なぜ単純にイパオール投与群とオリーブ油投与群に分けないで、このような複雑な形をとるかというと、アトピー性皮膚炎の症状は個人簾が激しいので、イパオール群と対照群の二群に分けて行なうと、症例にかたよりがでてくる可能性があるからです。 その場合、もしイパオール群に効果が得られたとしても、イパオール群のほうに治りやすい患者さんが多かったのかもしれないという疑いが、どうしても残ってしまいます。 さらにこの試験ではシングルブラインドという方法を用いて、患者さんには今自分がどちらの油を飲んでいるのかわからないようにしています。 このくらい厳格な試験を行なわないと、人に信用してもらえるだけのしっかりとしたデータが得られません。 というのも、アトピー性皮膚炎は症状の変動が激しくて、何もしなくても一時的に症状が良くなったり、またしばらくたつと悪くなったり、そしてまた良くなったりといったことを繰り返しますから、症状が悪い時期に使えば、放っておいても症状はじょじょに良くなっていきます。極端な話、水道水を飲んでいたって良くなります。 よく民間療法で「アトピーに効いた」などと騒いでいますが、どんなものを使っても短期間でみれば六割は良くなります。 EPAも、一般の民間療法と同列に扱われている感じがあって非常に気になるのですが、そういう扱いを避けるためにも、厳しい試験法を用いたというわけですね。 ちなみに、イパオールとオリーブ油ではかなり味が違うため、患者さんの好みにあわせてコーヒー味、ヨーグルト味、イチゴ味などをつけて、味の区別がつかないよう配慮されています。 気になる試験結果については次回ご紹介したいと思います。 参考になさってください。 生活習慣病を防いだり、アレルギー疾患を改善する効果のある、DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。 >>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら
名古屋大学医療短期大学部教授の鳥居先生は、EPAとDHAを多く含む「イパオール」という健康食品を臨床に用い、アトピー性皮膚炎に対する効果を報告しています。
鳥居先生はこの臨床試験を行なう以前に、すでにEPAと同じω3系のα−リノレン酸を豊富に含むシソ油が、アレルギー発症に深く関与しているロイコトリエン類の産生を抑えることを明らかにしています。
そしてそのシソ油より、シソ油に魚油を加えた健康食品の「イパオール」を用いたときのほうが、より明らかな、より早期の効果が得られることも確認しています。
今回の臨床試験は、それらの効果を再確認するためのものです。
栄養素のバランスで病気の治療をするという考え方は、医者の間ではなかなかすんなりと理解されないものです。そうした中でEPAのような栄養素の有効性をアピールしていくには、やはり臨床試験とか実験モデルのようなものを一つ一つ積み重ねていって、しっかりとした統計学的なデータを示していく必要があります。
この臨床試験を行なう以前からイパオールを用いたパイロット(先行試験)を何度か行なっていて、かなりの手応えを得ていたようですが、ただ効いた、効いたと言っていても説得力はありません。
そこで、信頼性の高いデータをとるために、プラセボを使ったクロスオーバーの、シングルブラインドという形で臨床試験を行なってみたわけです。
プラセボとは、イパオールとの比較データをとるための対照品のことで、この臨床ではオリーブ油を使っています。
クロスオーバーとは途中で取り替えることをいい、つまり最初にイパオールを飲んでいた忠者さんには途中からオリーブ油を飲んでもらい、逆に最初オリーブ油を飲んでいた患者さんには途中からイパオールを飲んでもらうという形で、同じ人に両方の油をとってもらってその差を比較したわけです。
なぜ単純にイパオール投与群とオリーブ油投与群に分けないで、このような複雑な形をとるかというと、アトピー性皮膚炎の症状は個人簾が激しいので、イパオール群と対照群の二群に分けて行なうと、症例にかたよりがでてくる可能性があるからです。
その場合、もしイパオール群に効果が得られたとしても、イパオール群のほうに治りやすい患者さんが多かったのかもしれないという疑いが、どうしても残ってしまいます。
さらにこの試験ではシングルブラインドという方法を用いて、患者さんには今自分がどちらの油を飲んでいるのかわからないようにしています。
このくらい厳格な試験を行なわないと、人に信用してもらえるだけのしっかりとしたデータが得られません。
というのも、アトピー性皮膚炎は症状の変動が激しくて、何もしなくても一時的に症状が良くなったり、またしばらくたつと悪くなったり、そしてまた良くなったりといったことを繰り返しますから、症状が悪い時期に使えば、放っておいても症状はじょじょに良くなっていきます。極端な話、水道水を飲んでいたって良くなります。
よく民間療法で「アトピーに効いた」などと騒いでいますが、どんなものを使っても短期間でみれば六割は良くなります。
EPAも、一般の民間療法と同列に扱われている感じがあって非常に気になるのですが、そういう扱いを避けるためにも、厳しい試験法を用いたというわけですね。
ちなみに、イパオールとオリーブ油ではかなり味が違うため、患者さんの好みにあわせてコーヒー味、ヨーグルト味、イチゴ味などをつけて、味の区別がつかないよう配慮されています。
気になる試験結果については次回ご紹介したいと思います。
参考になさってください。
生活習慣病を防いだり、アレルギー疾患を改善する効果のある、DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。
>>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら