今、いつまでも健康であるために血液サラサラ成分が注目を集めています。サプリメントに配合されているような人気の血液サラサラ成分はいくつかありますが、中でも有名なのが青魚由来のDHAとEPAですね。仕事や勉強でずっと頭をハッキリしていたいという方にもオススメの成分でもあります。しかしながら、毎日目標とされる1日1グラム以上を摂取するのは大変です。現実的にはDHA・EPAサプリメントを利用するのが便利ですね。
コラム:丸わかりDHA・EPA
前回、前々回のコラムで、痴呆症に対するDHAの臨床実験についてご案内しました。 >>>脳血管痴呆とアルツハイマー痴呆 >>>アルツハイマーに100%の効果 この臨床試験の結果は、注目すべき点が二つあります。 一つ目は言うまでもなく、DHA投与群の全般的な改善度が非常に明らかだったことです。 つまりDHAカプセルが脳血管性痴呆およびアルツハイマー型痴呆のいずれの痴呆症にもすばらしい改善効果をしめした点です。 そしてもう一つは、従来の治療薬以上にDHAの改善効果が高かったという点です。 なかでも従来の治療薬だけでは悪化していた言語性知能の総合得点が、DHAを併用していたDHA投与群では逆に改善していました。 これはDHA単独の効果をしめすと同時に、もしDHAだけを単独で投与していたら、もっとよい結果が得られたのかもしれないといった期待さえ抱かせます。 また、従来の治療薬とDHAを併用した場合に、従来の治療薬より大きな効果を得られたということは、DHAは、従来の治療薬にはない、別の新しい働きで効果をもたらしている可能性もあります。 これまで動物実験や培養組織を使った研究で、痴呆に対するDHA効果はかなり注目されていました。 しかし臨床医の宮永先生は、この結果をもう少し冷静に受けとめているようです。 「今、医療現場で使われている痴呆の治療薬の多くは、使いはじめてからしばらくは多少改善効果が得られるものの、長期間の投与ではほとんど効いていないというのが実情です。というのも、たいていの薬は2〜3ヵ月という、ごく短期間の臨床データをもとに治療薬としての認可を受けているからです。痴呆に対して何らかの有効な働きをもっていれば、短い期間の臨床 試験なら効いたという結果がでるのは当然です。 私のこれまでの臨床経験でも、最初2〜3ヵ月は効いたものの、それ以上になるとはとんど効果が得られなかったという薬剤がいくつかありました。 ですからDHAについても、今回、6ヵ月間という限られた期間の中では、確かに注目に値する効果が得られましたが、その効果がはたして1年、2年とずっと続くものなのか、もっと長期間にわたって検討する必要があるでしょう」。 あくまで慎重な宮永先生ですが、最後に非常に興味深い話をおしえてくれた。 「実はこの試験終了後、数例の患者さんのご家族からDHAの投与をこのまま続けたいという申し出がありまして、その患者さんたちについては現在でもDHAカプセルの投与を続けています。きちんとしたデータをとっていないので明らかなことは言えませんが、臨床的な印象ではDHA投与をはじめてのべ1年ほど経った今でも、良い状態が維持されていて、少なくとも悪くなった例はありません。 ちなみに、6ヵ月の時点でDHA投与をやめた患者さんの中には症状が悪化した例がみられています。 DHAはもともと自然の食品に含まれているものですし、副作用がないという面では安心して利用できますので、化学薬品のようにあまり慎重に考えないでもっと気軽に飲んでもいいのかなという気もしています。 たとえば骨粗耘症の人がカルシウムを積極的に摂るように、DHAもそうした形で摂るのが一番よいのかもしれません。 今度はぜひ2年、3年という長期にわたって、もう少し対象者の人数も増やして、あらためて臨床試験を行なってみたいと思っています」とのことでした。 今回の調査では、入院の患者さんにはDHAカプセルを20カプセル、通院の患者さんには10カプセルずつ飲んでもらっていますが、DHAの投与量による効果の差はほとんどみられていません。 あるいはもっと少量でも十分な効果が得られるのかもしれないと感じられました。 参考になさってください。 DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。 >>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら
前回、前々回のコラムで、痴呆症に対するDHAの臨床実験についてご案内しました。
>>>脳血管痴呆とアルツハイマー痴呆
>>>アルツハイマーに100%の効果
この臨床試験の結果は、注目すべき点が二つあります。
一つ目は言うまでもなく、DHA投与群の全般的な改善度が非常に明らかだったことです。
つまりDHAカプセルが脳血管性痴呆およびアルツハイマー型痴呆のいずれの痴呆症にもすばらしい改善効果をしめした点です。
そしてもう一つは、従来の治療薬以上にDHAの改善効果が高かったという点です。
なかでも従来の治療薬だけでは悪化していた言語性知能の総合得点が、DHAを併用していたDHA投与群では逆に改善していました。
これはDHA単独の効果をしめすと同時に、もしDHAだけを単独で投与していたら、もっとよい結果が得られたのかもしれないといった期待さえ抱かせます。
また、従来の治療薬とDHAを併用した場合に、従来の治療薬より大きな効果を得られたということは、DHAは、従来の治療薬にはない、別の新しい働きで効果をもたらしている可能性もあります。
これまで動物実験や培養組織を使った研究で、痴呆に対するDHA効果はかなり注目されていました。
しかし臨床医の宮永先生は、この結果をもう少し冷静に受けとめているようです。
「今、医療現場で使われている痴呆の治療薬の多くは、使いはじめてからしばらくは多少改善効果が得られるものの、長期間の投与ではほとんど効いていないというのが実情です。というのも、たいていの薬は2〜3ヵ月という、ごく短期間の臨床データをもとに治療薬としての認可を受けているからです。痴呆に対して何らかの有効な働きをもっていれば、短い期間の臨床 試験なら効いたという結果がでるのは当然です。
私のこれまでの臨床経験でも、最初2〜3ヵ月は効いたものの、それ以上になるとはとんど効果が得られなかったという薬剤がいくつかありました。
ですからDHAについても、今回、6ヵ月間という限られた期間の中では、確かに注目に値する効果が得られましたが、その効果がはたして1年、2年とずっと続くものなのか、もっと長期間にわたって検討する必要があるでしょう」。
あくまで慎重な宮永先生ですが、最後に非常に興味深い話をおしえてくれた。
「実はこの試験終了後、数例の患者さんのご家族からDHAの投与をこのまま続けたいという申し出がありまして、その患者さんたちについては現在でもDHAカプセルの投与を続けています。きちんとしたデータをとっていないので明らかなことは言えませんが、臨床的な印象ではDHA投与をはじめてのべ1年ほど経った今でも、良い状態が維持されていて、少なくとも悪くなった例はありません。
ちなみに、6ヵ月の時点でDHA投与をやめた患者さんの中には症状が悪化した例がみられています。
DHAはもともと自然の食品に含まれているものですし、副作用がないという面では安心して利用できますので、化学薬品のようにあまり慎重に考えないでもっと気軽に飲んでもいいのかなという気もしています。
たとえば骨粗耘症の人がカルシウムを積極的に摂るように、DHAもそうした形で摂るのが一番よいのかもしれません。
今度はぜひ2年、3年という長期にわたって、もう少し対象者の人数も増やして、あらためて臨床試験を行なってみたいと思っています」とのことでした。
今回の調査では、入院の患者さんにはDHAカプセルを20カプセル、通院の患者さんには10カプセルずつ飲んでもらっていますが、DHAの投与量による効果の差はほとんどみられていません。
あるいはもっと少量でも十分な効果が得られるのかもしれないと感じられました。
参考になさってください。
DPA・EPAの健康効果にご興味がある方は、DHA・EPA系サプリメントを試してみてはいかがでしょうか。
>>>最新のDHA・EPAサプリメント比較ランキングはこちら